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Last updated Sep. 10, 2012
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記事が表示されない場合は，ブラウザが非対応です．<br>上のPDFを表示をクリックしてください．<br><br><br><br><br><br><br>comp -MYPEDIA TEX- 記号 1 概要 TEX で出力できる記号の中で、よく使うものを一覧にする。この中には amsmath パッケージと amssymb パッケージを使うものも含まれているので注意。 2 2 項演算子 表 1: 関係演算子と矢印を除く 2 項演算子一覧 コマンド 出力 コマンド 出力 \pm ± \mp ∓ \times × \div ÷ \ast ∗ \circ ◦ \cap ∩ \cup ∪ \vee ∨ \wedge ∧ \oplus ⊕ \ominus ⊖ \otimes ⊗ \oslash ⊘ 1 TEX 一覧へ . . comp -MYPEDIA TEX- 3 関係演算子 表 2: 矢印を除く関係演算子 コマンド 出力 コマンド 出力 \le ≤ \ge ≥ \ll ≪ \gg ≫ \subset ⊂ \supset ⊃ \subseteq ⊆ \supseteq ⊇ \in ∈ \ni ∋ \notin / ∈ \equiv ≡ \sim ∼ \simeq ≅ \approx ≈ \cong ∼ = \neq ̸= \propto ∝ \perp ⊥ \not\equiv ̸≡ \therefore ∴ \because ∵ \fallingdotseq \varpropto ∝ 4 矢印 uparrow など縦方向の矢印記号の一部は、本来は仕切り記号として扱われるため、 big コマンドなどを使って大きく表示させることができます。詳しくは 5.2 を参照。 2 TEX 一覧へ . . comp -MYPEDIA TEX- 表 3: 矢印一覧 コマンド 出力 コマンド 出力 \uparrow ↑ \Uparrow ⇑ \downarrow ↓ \Downarrow ⇓ \updownarrow ↕ \Updownarrow ⇕ \leftarrow(\gets) ← \longleftarrow ←− \rightarrow(\to) → \longrightarrow −→ \leftrightarrow ↔ \longleftrightarrow ←→ \Leftarrow ⇐ \Longleftarrow ⇐= \Rightarrow ⇒ \Longrightarrow =⇒ \Leftrightarrow ⇔ \Longleftrightarrow ⇐⇒ \mapsto → \longmapsto −→ \hookleftarrow ← \hookrightarrow → \leftharpoonup ↼ \rightharpoonup ⇀ \leftharpoondown ↽ \rightharpoondown ⇁ \nearrow ↗ \swarrow ↙ \searrow ↘ \nwarrow ↖ \rightleftharpoons \rightsquigarrow \xleftarrow[bbbbb]{aaaaa} aaaaa ← − − − bbbbb \xrightarrow[bbbbb]{aaaaa} aaaaa − − − → bbbbb 5 括弧と仕切り 5.1 一覧 表 4: 括弧と仕切り一覧 コマンド 出力 コマンド 出力 ( a ) (a) [ a ] [a] \{ a \} {a} \langle a \rangle 〈a〉 \lfloor a \rfloor ⌊a⌋ \lceil a \rceil ⌈a⌉ | | \| ∥ / / \backslash \ 3 TEX 一覧へ . . comp -MYPEDIA TEX- 5.2 括弧のサイズ 括弧の大きさを調節するには通常、left コマンドと right コマンドが使われますが、 サイズを自分で選択する big,Big,bigg,Bigg の 4 種のコマンドも用意されています。 また、左右の括弧で bigl,bigr などを使い分けることもできます。使い方は次の通り。 なお、このコマンドは uparrow など一部の矢印記号にも適用できます。 括弧や仕切りのサイズを選択する \begin{equation*} \big|\Big|\bigg|\Bigg| \end{equation*} 5.3 片側括弧 left コマンドや right コマンドを使うと自動的に括弧のサイズを調整することがで きますが、left と right の数は等しくなければなりません。片側のみ括弧を付けたい 場合は、”.”を使い次のように記述します。 片側だけ自動サイズの括弧をつける \begin{equation*} \left(\frac{1}{2}\right. \end{equation*} 1 2 4 TEX 一覧へ . . comp -MYPEDIA TEX- 6 上下付け記号 表 5: 数式環境以外で使う上下付け記号一覧 コマンド 出力 コマンド 出力 \’a ´ a \‘a ` a \^a ˆ a \~a ˜ a \"a ¨ a \=a ¯ a \.a ˙ a \u{a} ˘ a \v{a} ˇ a \H{a} ˝ a \t{a} a \c{c} ¸ c \b{a} a ¯ \d{a} a . 表 6: 数式環境で使う上下付け記号一覧 コマンド 出力 コマンド 出力 \Hat{a} ˆ a \Check{a} ˇ a \Breve{a} ˘ a \Acute{a} ´ a \Grave{a} ` a \Tilde{a} ˜ a \Bar{a} ¯ a \Vec{a} ⃗ a \dot{a} ˙ a \ddot{a} ¨ a \dddot{a} ... a \ddddot{a} .... a \overline{aaa} aaa \underline{aaa} aaa \widehat{aaa} aaa \widetilde{aaa} aaa \overleftarrow{aaa} ← − aaa \overrightarrow{aaa} − → aaa \underleftarrow{aaa} aaa ← − \underrightarrow{aaa} aaa − → \overleftrightarrow{aaa} ← → aaa \underleftrightarrow{aaa} aaa ← → \stackrel{aaa}{b} aaa b \stackrel{aaa}{=} aaa = \overbrace{aaa} aaa \underbrace{aaa} aaa \overbrace{aaa}^{bb} bb aaa \underbrace{aaa}_{bb} aaa bb 5 TEX 一覧へ . . comp -MYPEDIA TEX- 7 ギリシャ文字 表 7: ギリシャ文字 (小文字) コマンド 出力 コマンド 出力 \alpha α \beta β \gamma γ \delta δ \epsilon ϵ \zeta ζ \eta η \theta θ \iota ι \kappa κ \lambda λ \mu µ \nu ν \xi ξ o o \pi π \rho ρ \sigma σ \tau τ \upsilon υ \phi φ \chi χ \psi ψ \omega ω 表 8: ギリシャ文字 (変体文字) コマンド 出力 コマンド 出力 \varepsilon ε \vartheta ϑ \varpi ϖ \varrho ϱ \varsigma ς \varphi ϕ 表 9: ギリシャ文字 (大文字) コマンド 出力 コマンド 出力 \Gamma Γ \Delta ∆ \Theta Θ \Lambda Λ \Xi Ξ \Pi Π \Sigma Σ \Upsilon Υ \Phi Φ \Psi Ψ \Omega Ω 6 TEX 一覧へ . . comp -MYPEDIA TEX- 8 大型演算子 表 10: 大型演算子一覧 コマンド 出力 コマンド 出力 \sum \int \iint \iiint \idotsint ··· \oint \prod \coprod \bigcap \bigcup \bigvee \bigwedge \bigotimes \bigoplus 9 数式内の書体 数式内で使うアルファベットに対して、いくつか書体を適用する命令が用意され ています。 太字にする命令は boldsymbol などが使えますが、大型演算子など太字が用意され ていないものはそのまま表示されてしまいます。この場合は、あまりきれいではあ りませんが、重ね打ちを使うことでうまくいきます。 数式で使われる文字を全体的に太字にする方法についてはフォントの項目を参照1。 表 11: 数式内で使う書体一覧 コマンド 出力 備考 \mathnormal{abcABC} abcABC 通常の数式用字体と同じ \mathrm{abcABC} abcABC 立体（log 型関数など） \boldsymbol{abcABC} abcABC 斜体太字（ベクトルなど） \mathbf{abcABC} abcABC 立体太字 \mathbb{ABC} ABC 太字白抜き (実数集合 R など) \mathcal{ABC} ABC 筆記体（ラプラス変換の L など） \mathfrak{abcABC} abcABC フラクトゥール \mathsf{abcABC} abcABC サンセリフ体 \mathtt{abcABC} abcABC タイプライタ体 \pmb{abcABC} abcABC abcABC abcABC 重ね打ちの太字（大型演算子の太字など） 1フォント . . 7 TEX 一覧へ . . comp -MYPEDIA TEX- 10 その他 10.1 一覧 表 12: その他の記号一覧 コマンド 出力 コマンド 出力 \ell ℓ \Re ℜ \Im ℑ \partial ∂ \infty ∞ \emptyset ∅ \nabla ∇ \surd √ \angle ∠ \triangle △ \forall ∀ \exists ∃ \flat ♭ \sharp ♯ \clubsuit ♣ \diamondsuit ♦ \heartsuit ♥ \spadesuit ♠ \S § \copyright c ⃝ \pounds £ \bigstar \square \blacksquare \lozenge ♦ \blacklozenge \blacktriangledown \blacktriangle \diagup \diagdown \nexists \cdot · \ldots . . . \cdots · · · \vdots . . . \ddots ... 10.2 囲み数字 円で囲った数字を出力するには、textcircled コマンドが有効です。中に入れる数 字のサイズは scriptsize にすると 2 桁までちょうどよく入ります。 上下の位置が不揃いなのが気になるようなら、raisebox コマンドで調節すること ができます。raisebox コマンドの使い方については表示位置の調整の項目を参照2。 2表示位置の調整 . . 8 TEX 一覧へ . . comp -MYPEDIA TEX- 丸囲みの数字の出力 通常% \textcircled{\scriptsize 1}\quad 高さを調整% \raisebox{0.13zw}[0.82zw][0.18zw]{% \textcircled{\scriptsize 33}} 通常 1 ⃝ 高さを調整 33 ⃝ 四角囲みの数字は fbox コマンドを使って半ば無理やりに作ることができます。 makebox と raisebox で囲んで余白を固定した数字に、fbox で枠を付け、さらに makebox で全角 1 文字分の幅になるように調整しています。複雑なので事前に命令 を割り当てて使うか、四角囲みの数字が扱えるパッケージを使った方がいいかもし れません。 四角囲みの数字の出力 {\setlength{\fboxsep}{0pt}% \makebox[1zw][c]{\fbox{\makebox[0.8zw][c]{% \raisebox{0.13zw}[0.75zw][0.05zw]{\scriptsize 33}% }}}}% に\verb|\|myboxn などのコマンドを割り当てておきます。 33 に\myboxn などのコマンドを割り当てておきます。 10.3 重ね字とローマ数字 重ね字やローマ数字は makebox コマンドを用いて文字の幅を制御することで、以 下のように作ることができます。makebox コマンドの詳細は表示位置の調整の項目 を参照3。 3表示位置の調整 . . 9 TEX 一覧へ . . comp -MYPEDIA TEX- 重ね字とローマ数字 \makebox[0.17em][l]{=}/,\quad=と/の重ね字\par \makebox[0.2em][l]{I}I, \makebox[0.5em][l]{V}I,\quad I や V の間隔を詰める = /, =と/の重ね字 II, V I, I や V の間隔を詰める 10 TEX 一覧へ . .